Vol.18 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ Vol.18 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ

October 20, 2018

熊野牛を味わい尽くしに いざ紀州の道場へ

Vol.18 朝ドラのススメ|KUMANO

Text by

Taki Masashi

余裕と快適のCadillac XT5 CROSSOVER Platinum

和歌山はパンダに湧いていた。県下白浜町の「アドベンチャーワールド」においてこの8月、雌のジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生し9月から公開。同施設には現在5頭のジャイアントパンダがおり、大阪から和歌山市を通り白浜へと至るJR線にはパンダフェイスの特急パンダくろしお号まで走っている。和歌山市は大阪から案外近い。阪神高速、阪和自動車道と乗り継げば約75km、ドライブの所用時間は1時間15分ほど。街の中心には徳川御三家の一つ、紀州藩紀州徳川家の和歌山城天守閣もある。なのに、街の空気はのんびりしていた。少しも威張っていない。パンダがいても、どこか謙虚ですらある。

キャデラックXT5 CROSSOVER Platinumで和歌山へのドライブを満喫した。このクルマ、長距離が得意だ。というか長距離、長時間をともにしてこそ多くの美点が見えてくる。高速道路でも悠々走れ、タイトなSAでの駐車にも気遣い無用の、その大きさがまずいい。急な荒天をものともしないAWDと、高い着座位置から彼方を見渡せるドライビングポジションも申し分ない。開放感あふれるウルトラビューパノラミックサンルーフや、車内のノイズを測定し不快なこもり音を逆位相の音で打ち消し低減するBose アクティブノイズキャンセレーションもそこで過ごす時間を楽しくしてくれた。クルマでの長距離移動が特別ではないアメリカで、熟成されたラグジュアリーSUVならではの余裕と快適を、確実に宿している。

『くまの』はJR和歌山駅東口から徒歩圏内にある肉料理ダイニング。リーズナブルに上質な肉が味わえると近畿一円に多くのリピーターを擁していて、昼時からの行列も珍しくない。実際『くまの』はレストランと言うより(店自体レストランとはうたっていないが)道場のようだ。板張りのシンプルなインテリアにも、無駄なく常に忙しいスタッフの所作にも(決して愛想が悪いわけではない)その気配は濃厚だ。店一番のお薦めを、とオーダーして出てきたのが、冒頭写真の熊野牛の1ポンド(453.592g)ステーキ。これがとてもよかった。鉄板を介しての火の入りが絶妙でひと口頬張れば、レアっぽい見た目が嘘のよう。強い脂の旨味と繊細な歯応え、熱を得て豊潤となった香りに満たされ、夢心地に。聞けば部位は肩ロース、とのこと。されど硬さは殆ど無い。しかもプライスは、1ポンドなれど4,000円だという。人気は当然である。

橋爪将則料理長(写真右上/中)は「1ポンドステーキは何人かでシェアされる方が多いですが、たまに一人前としてオーダーされる方もいます。女性でも、残さず召し上がる方がいらっしゃいますね」と屈託がない。同じく厨房に立つ松本修一さん(同/右)、寺本明義さん(同/左)ともに手にも口にも無駄がなく職人気質。その日はランチ後のアイドルタイムに取材中、急なオードブルのオーダーがあったが、ものの20分もかけず惚れ惚れするようなチームプレイで仕上げていた。1ポンドステーキも良かったが、その後にいただいた和風スペアリブ(¥800 写真下左)も絶品。オードブルも美味しそうだったし、『くまの』のサイドメニューの充実ぶりも大いに魅力だ。

近くの和歌山港では、徳島との間を2時間で結ぶ南海フェリーが発着しており、遠路四国から『くまの』を楽しみに来るリピーターもいるという。街中の伝統と格式を誇るステーキハウスにはない、勢いのようなものが『くまの』にはある。休日、朝からドライブを楽しみ、旅先でランチに立ち寄るのなら、肉(料理)道場のような『くまの』の扉を「たのもう!」と叩くのも面白い。ただし師範代はかなり剛の料理人、お腹を空かしてから挑まれたし。
店を出れば目の前の駐車場に駐めたXT5 CROSSOVER Platinumのボディカラー、レッドパッションティンコートが艶やかだ。ジェットブラックのインテリアに包まれているとついつい忘れてしまうが、こういった大人な赤をごく自然に纏え、様になるSUVはそうそうない。そのあたりもいかにもキャデラックだな、とそう思った。

  • KUMANO
    くまの

    和歌山県和歌山市太田 1-4-34
    伊勢屋ビル 1F
    tel.073-472-8662
    ランチ 11:00~14:00
    ディナー 17:00~22:00
    無休

  • CADILLAC XT5 CROSSOVER Platinum

    直噴3.6ℓ V6エンジン+8AT、
    そしてキャデラック初となる
    ジョイスティック電子制御シフター
    採用のモダン&ラグジュアリーSUV。
    全長×全幅×全高=4,825×1,915×1,700㎜
    ¥7,549,200(税込)

※「Cadillac PLACE」に掲載されている記事は、取材当時の内容です。お客様がご覧いただいた時点と情報が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

 
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