Vol.34 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ Vol.34 Cadillac PLACE 朝ドラのススメ

尾崎牛を、西郷どんお勧めの霧島で

Vol.34 朝ドラのススメ|GRILL & STEAK WAKIMOTO

Text by

Taki Masashi

リビング完備のフルサイズ SUV、エスカレード

錦江湾、海越しに噴煙上げる桜島が目に入ればそこは九州最南端、鹿児島だ。九州には尾崎牛がある。松阪牛や近江牛を挙げるまでもなく、生産地名がブランドとなるのが和牛の通例だが「尾崎」は地名ではなく生産者名。育てられているのは宮崎だが、鹿児島にその尾崎牛をランチでもカジュアルにいただける店があると聞きCadillacエスカレードで訪ねてみた。日本はおろか世界で人気の尾崎牛ゆえ、そんな店なかなかない。

店の名は『わきもと』。錦江湾を背に霧島市から30分ほど北上した先、霧島錦江湾国立公園内にある。いったいが霧島温泉郷ゆえか店のエントランスには足湯(写真 下左)が。霧島は寺田屋事件後に坂本龍馬が妻、お龍とともに訪れた(それは日本最初の新婚旅行とも言われている)地。西郷隆盛らの勧めを受けてのことだった。

いざ尾崎牛、と足を踏み入れれば店内は思いのほか開放感のあるつくり。身構えるまでもない。地野菜のサラダバーにゴーヤ(写真 下左)があるのは南国ゆえか。尾崎牛はロース、カルビ、しゃぶしゃぶ、そしてタレ付きの薄切りサーロイン(写真 下右)をさっと炙り溶いた生卵を絡める〝焼きすき〟を選択可能。まず王道、赤身のステーキをオーダーしてみた(冒頭の写真をご参照ください)

その味わいは正に別格。脂のキレが良く軽やかなれど心地よい芯のある旨味にボーッとなる。そのインパクトにもうこれ以上はあり得ない、ないない、と思い込んだが次に出された焼きすき(写真 下)で、再びパンチを喰らうことに。こういう肉にランチでも巡り会えるのだから、やっぱり朝からのドライブは正解だと改めて実感。街場の店でありがたく推し頂くのではなく、パッとクルマで来てサッと尾崎牛を、というのがいい。

尾崎牛のみならず『わきもと』はメニューが豊富で丼やセットメニューの品揃えは圧巻だ。店は霧島バードラインへと続く国道223号線沿いにあり、ドライブでの立ち寄り先としても申し分無い。ああここは鹿児島だと嬉しくなったのはデザートの黒西郷(くろせご)ソフト。霧島産牛乳と西郷どんの好物だった黒糖をミックスしたソフトクリームに、鹿児島銘菓「西郷せんべい」をトッピング(写真 下右)。「龍馬に勧めただけありますね、霧島は素晴らしい!」と、せんべいに話しかけたくなる美味だ。

脇元敬さん(写真 上左)は二代目店主で、霧島愛が強く過去には市会議員を二期務めたとか。1970年にオープンさせた先代は現在、霧島九面太鼓保存会をまとめている。九面太鼓……? と聞き返せば「一昨年の大河ドラマ『西郷どん』のオープニングで鬼の面で叩いていたアレです」とのこと。世界規模の取り合いで仕入れの難しい尾崎牛を提供し続けられるのも(しかもリーズナブルに!)その先代からの付き合いゆえ、なのだ。

店を辞し、再びエスカレードに。改めて眺めればその室内空間は、キャビンよりリビングに近い。かのキャロル・キングが御年62歳でリビング ルーム ツアーに出て、世界中で大ウケした例を持ち出すまでもなく、快適なリビングルームづくりはMade in U.S.A.に一日の長がある。世界中のラグジュアリーホテルやリゾート グループがその本拠をアメリカに置くことと、それは無縁ではあるまい。うがった見方かもしれないが、無尽蔵と思えるほどのトルクを湧き出させる知的なV8エンジン(写真 上左)や、12.3インチの精緻なディスプレイ(写真 上右)もリビングの快適の一助を担うに過ぎないとすら思えたほどだ。

かよう、エスカレードのステアリングを握るたび、フルサイズSUVについて思いを馳せることになる。後付けのブランディングや小手先のマーケティングではなし得ない、堂々たる佳き時代のくつろぎで満たされたそのリビングは、エスカレードならでは、だ。その巌(いわお)のような建て付け、外気の高低を意識させない完璧な空調、上質な静粛性には〝リビングありき〟の感すらある。そこにはクルマの快適を追い求め続けているCadillacの一日ならぬ、一世紀の長がある。

  • 焼肉厨房 わきもと
    GRILL&STEAK WAKIMOTO

    tel.0995-78-2406
    鹿児島県霧島市牧園町高千穂3885-73
    尾崎牛はロースとカルビが味わえる特選セット(6500円)がおススメ。尾崎牛はしゃぶしゃぶ(4580円)の他、すき焼きでもいただける
    ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)
    ディナー 17:00~21:30(L.O.21:00)
    木曜定休

  • CADILLAC ESCALADE SPORT EDITION

    エスカレードに新たに設けられたブラックアウト仕様のスポーツエディション。
    全長 5,195×全幅 2,065×全高 1,910㎜の堂々たるボディに、V8 6,153ccエンジンを搭載。
    ボディカラーはセーブルブラックとサテンスティールメタリックが用意されている。
    ¥14,160,000(10%税込)

※「Cadillac PLACE」に掲載されている記事は、取材当時(19年10月)の内容です。お客様がご覧いただいた時点と情報が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

 
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  • Vol.35 群馬県安中市
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