クロスオーバーな景色 クロスオーバーな景色

December 01, 2017

クロスオーバーな景色

with Cadillac XT5 CROSSOVER x Escalade

視界の良いクルマで、フロントガラスいっぱいに広がる紅葉を眺めながらのドライブは格別だ。その日はエスカレードXT5 CROSSOVERという、キャデラックならではの2台を乗り比べる機会に恵まれた。目指すのは群馬県の四万温泉。開湯千二百余年ともいわれる名湯に向けまずステアリングを握ったのは、10月28日に発売開始となったばかりのXT5 CROSSOVERだった。

このクルマ、とても仕立てがいい。いまどきのキャデラックらしいモダンラグジュアリーが、エクステリアにもインテリアにも緻密に踏襲されていて、運転していて実に居心地がいい。AWDとなるスポーツモードを選べばタイトなコーナーをも俊敏に駆け抜ける。

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縦基調のラインも随所に見られるキャデラックらしいエッジーなエクステリアからすると、拍子抜けするほど人当たりがいい。アクセルやブレーキを踏んだ際のレスポンスは角が適度に丸められており、大人のクルマだ。その縦基調のラインは意外や日本の歴史的建造物にも合うことも発見だった。内装の仕立ての良さ、ちゃんとコストをかけ妥協無くモダンラグジュアリーを追求した運転席まわりも、XT5 CROSSOVERならではの魅力である。

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その後、全長5.195×全幅2.065×全高1.91mの堂々たるボディのエスカレードに乗り込めば、明らかにそれは路上のキングダムである。アクセルペダルを踏み6.2ℓ V8 OHVエンジンが収まる鼻先をぐいと動かせばドライブというより、エスカレードならではの物語が始まる。インテリアは車室というより、ラウンジとかリビングに近い。

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ドライブし比べ、その二台を大きいか、小さいかだけでジャッジするのは無意味であることに気がついた。クルマが紡ぐストーリーがそもそも違う。路上に王国を築いてしまう帝政エスカレードと、生活に溶け込みやすいXT5 CROSSOVERの違いである。それゆえか四万温泉に向かう途中、立ち寄った渋川の名刹、雙林寺でもXT5 CROSSOVERは境内景色に驚くほど溶け込んでいた。
湯の香漂う温泉街でクルマを降りた。その瞬間、そこへと至るドライブのあまりの快適に、紅葉と冬枯れ、そして常緑樹の緑が織りなすクロスオーバーな景色が、もう懐かしい。

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